熱中症に必要な予防と対策グッズ

地球温暖化と共に、よく耳にするようになった熱中症ですが、熱中症は、真夏にだけ発症するものではありません。日差しを強く感じるようになる5月ごろから、湿度の高い梅雨にも急激に増加します。ここ30年で真夏日や熱帯夜は2倍に増えたこともあり、例え室内であっても熱中症を発症してしまうことがあります。そんな熱中症はきちんと対策を取ることで予防できます。ここでは熱中症の危険を予知できる「暑さ指数(WBGT)」と、その対策について見ていくことにしましょう。

熱中症予知 

【熱中症は「暑さ指数(WBGT)で予知できる」】

気温
熱中症は、気温が高いから発症すると言う訳ではありません。なぜなら、人が感じる暑さは気温だけでなく、湿度や照り返しにも影響を受けるからです。暑さ指数は気温に加え、湿度、輻射熱の3つの要素を組み合わせて数値化したもので、熱中症のなりやすさを表した指標と言えます。「℃」と表記されますが、一般的な気温とは大きく性質が異なりますので、熱中症予防にぜひ役立ててみましょう。環境省のWEBサイト「熱中症予防サイト」でエリアごとの暑さ指数が確認できます。
暑さ指数 基準値

【暑さ指数値と注意の基準】

暑さ指数にはその数値ごとに予防のための指針が定められています。各数値ごとに「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」の4つのグループに分類されており、それぞれ注意する行動が違っています。順に見ていくことにしましょう。
暑さ指数値と注意の基準
【31℃以上は危険レベル】
 高齢者や幼児などの安静な状態でも熱中症を発病してしまう危険性があります。屋外へでることはできるだけ避けて、涼しい室内で過ごすようにしましょう。運動も中止した方がベスト。子供の外遊びも控えるようにしましょう。
【28℃から31℃は厳重警戒レベル】
 外出する場合には炎天下に気を付けましょう。また、室内でも気温の上昇に注意しましょう。激しい運動や継続して行う運動など、体温の上昇が心配されるスポーツは控えることが大切です。運動する前には、必ずこまめに休憩をはさみ、水分と塩分の補給を行いましょう。体力のない人、暑さに慣れていない人は軽い運動も危険です。控えるようにしましょう。
【25℃から28℃は警戒レベル】
 外で激しく動くとき、作業するときには、定期的に休憩を入れましょう。運動する場合には約30分毎に休憩をとり、長く継続して行わないことが大切です。頻繁に水分、塩分を補給するようにしましょう。
【21度から25℃は注意レベル】
 熱中症を発症してしまうことは少ないですが、激しいスポーツや重労働をしている人は、熱中症による死亡事故の危険性があります。体調の変化に気を付けながら、定期的に水分や塩分の補給をおこないましょう。
暑さ指数と体調変化

【熱中症が増え始める、梅雨や夏には、「暑さ指数」をチェックしながら、自分の行動に気を配り、体調の変化を見逃さないようにしましょう。】

熱中症予防対策

【熱中症の予防対策とは?】

熱中症になりやすい季節には、どのような予防をしていけばいいのでしょうか?予防法と対策についても見ていくことにしましょう。
画像
服装

【体温を上げない服装】

熱中症にならないためには、できるだけ涼しい服装を心掛け、体温を上げない工夫をすることが大切です。日傘や帽子など直射日光に直接当たらないよう、グッズを上手に活用していきましょう。暑い時間帯に外出が必要な場合には、定期的に休憩を取ることも熱中症対策となります。日陰で休みを取りながら、小まめに水分や塩分を摂取するようにしましょう。
健康の心掛け、発汗機能向上

【健康を心掛け、発汗機能を高めておくこと】

また、徐々に体を暑さに慣らしておくことも熱中症を防ぐポイントになります。日ごろから発汗に慣れておくことで、体温調節機能が円滑に働き、熱中症を防いでくれます。体調の悪い日は、こうした体温調節機能もスムーズに働かなくなるため、暑さでいつもよりダメージを受けやすくなることがありますので、注意が必要です。栄養豊富な食事を心掛け、暑さに負けない体づくりをしていきましょう。
睡眠

【質の良い睡眠を】

熱帯夜ともなると、あまりの暑さから「眠つきが悪くなる」「何度も目が覚めてしまう」と言う方も多いと思いますが、睡眠不足は翌日の健康状態にも大きな影響を与えます。睡眠不足が原因で熱中症を発症してしまうことも少なくありませんので、毎日しっかり眠るようにしましょう。クーラーや扇風機を使って寝室を快適な温度に整えることで、よく眠れるようになりますし、深く眠ることができるので、睡眠の質も上がります。睡眠時間を確保するとともに、質の良い睡眠を心掛けましょう。
室内 冷房

【室内を涼しく保つこと】

外出して体の中にこもってしまった熱を効率よく冷やすためにも、室内を涼しく保つようにしましょう。過度な節電や、やせ我慢でエアコンを使わないと体の中に蓄積された熱を放出することができないため、熱中症になるリスクを増やしてしまうことになります。帰宅したらエアコンをつけ、体の熱を十分に取り除いてあげましょう。エアコンが寒いと感じる体質であれば、ドライ機能と冷房を組み合わせて使ってみたり、扇風機で空気を循環させながら使用してみると良いでしょう。
温度と湿度

【温度や湿度に気を配ろう】

家を出る時あまり暑くなくても、夏などは時間の経過とともに、気温や湿度が急激に上昇してしまいます。その変化に気が付かず、熱中症になってしまうと言う方も多いようです。熱中症になりやすい季節は、頻繁に気温や湿度を測るようにしましょう。スポーツしている時や外で作業をしている時などは特に注意が必要です。室内でも熱中症になることがありますので、安心してはいけません。最近では熱中症への注意勧告が付いたコンパクトな温度、湿度計も販売されていますので、携帯しておけるとより安心ですね。
冷却グッズ

【冷却グッズを活用してみよう】

冷却ジェルや気化熱冷却の力を活用した熱中症対策グッズを色々見かけるようになりました。スカーフやタオルなど様々なタイプのものがありますが、首に巻いて使うのと効果的です。首に巻くと心臓につながる太い血管を効率よく冷やすことができるため、体の熱の上昇を抑えることができます。暑い中、外出しなくてはならない時はぜひ活用してみましょう。
熱中症対策グッズ

【携帯型の温度、湿度計や冷却グッズは、暑い季節の必需品です。お客様にとって本当に必要で、喜ばれる商品だからこそ、ノベルティーや販促品として起用する価値があります。熱中症対策グッズをぜひ検討してみてください。】

熱中症対策グッズ特集

【熱中症対策に最適なアイテムは熱中症対策グッズ特集をご覧ください。】